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アメシン。一部上場企業を退職した20代ゆとり。仕事関係、お笑い、書評、スポーツ情報など、綴ります。

【東京】「ピクサー展」に行ってきたので、感想まとめ!デートにオススメ!

こんばんわ、どうも僕です。

僕のくせに、GW中は彼女とピクサー展」に行ってきました。
前回の記事で、映画「ズートピア」の感想を綴ったばかりですが、今回も「ピクサー展」の魅力について、ドン引きされるぐらい語りまくりたいと思います。

 

 

ピクサー展とは?

トイ・ストーリー」や「ファインディング・ニモ」、「インサイド・ヘッド」そして最新作「アーロと少年」など、数々の人気作品を世界に送り出すピクサー・アニメーション・スタジオ。1986年、アメリカのカリフォルニアで、ジョン・ラセター、エド・キャットマル、スティーブ・ジョブズらが奇跡のような運命で共に集い、ピクサーは設立されました。2016年はスタジオ設立30周年の節目となります。(中略)
本展は、そうした創作活動にスポットライトをあて、ピクサーに所属するアーティストたちが映画制作の過程で創り出した多種多様なアートワークの全貌を紹介するものです。2005年にニューヨーク近代美術館でスタートし、世界各国で好評を博した世界巡回展が、2016年、スタジオ設立30周年を記念した作品群を加え、構成を新たにして日本に上陸します。(引用)

 

そう、要するに、ピクサーの展示会である。
「いや、全然要せてないやん!」とキレのあるツッコミをして下さった方は、今すぐ僕の相方として、一緒にNSC養成所に入って欲しい。

 

上記の通り、ピクサーは、皆さんご存知の「トイ・ストーリー」や「ファインディング・ニモ」など、数々のヒット作を生み出した、めちゃくちゃ凄いアニメーション制作会社である。
多くの苦難を乗り越えてきた「ピクサー」は、雑草魂というか、創始者たちの血の滲むような努力で、のし上がってきたイメージが強くて、それだけで尊敬に値する訳なんですが、今回の「ピクサー展」では、そのヒット作品の製作工程であったり、貴重な資料などを見る事が出来るというので、僕はめちゃくちゃ楽しみにしていたのである。

 

開催場所とか日時

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開催期間 :2016年3月5日(土)- 5月29日(日)
開館時間 :10:00~18:00 (ただし、4月29日~5月28日の金・土・祝日は20:00まで)
休館日  :月曜日 ※5月2日(月)、5月23日(月)は開館
会場   :東京都現代美術館(企画展示室1F/3F)〒135-0022 東京都江東区三好4-1-1


僕は、清澄白河駅から徒歩で歩いたのだが、だいたい10分程度あれば、到着しました。基本的に真っ直ぐ歩いていけば大丈夫です。途中で、東京都現代美術館の指示看板みたいなのもあるので、迷わないかと。方向音痴で有名な僕ですら、迷わず行けたので安心して下さい。

 

ピクサー展の感想

まず、とりあえずGWなめてた。うん。
人の多さを完全に忘れてたからね。GWとか言いながら、30分程度待ったらいけるやろ…とか思ってた過去の自分におしりぺんぺんしたいぐらい。そらもう、酷かったね。行列が。

 

寝坊して、美術館に16時ぐらいに到着したんですが、まさかの外まで行列伸びてましたからね。チケットを中で買って、最後尾が見当たらんなぁとか思ってたら、外まで行列が伸びてて、ガチで「ひぇっ!」って情けない声を漏らしてましたからね。何分待てば入れるのか、先の長い闘いになる事が分かって、ゾッとしましたからね。

 

結局、1時間半ほど待って、ようやく入場する事ができた。
公式サイトを見ると、5月2日の段階で、入場者が20万人を突破していたらしいが、このGW期間中の入場者の数はハンパではなかったのでは、と思う。まあ、もし今後行かれるという方は、さすがに1時間半も待つ事はないので、安心していいかと。

 

展示場は、撮影が禁止だったので、写真はないんですが、僕の持ち前の気持ち悪い文章力で、その魅力を伝えればと思います。

 

●1Fフロア

まず、1Fフロアを順番通りに巡る。

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①イントロダクション
②「トイ・ストーリー」3部作
③「トイ・ストーリー」ゾートロープ
ピクサー映画ができるまで
⑤ショートフィルム

 

ざっと上記内容が、フロアで展示されているのだが、やはりメインは②「トイ・ストーリー」3部作かな。ここでは、ドローイングやマケットなどを「ストーリー」「キャラクター」「世界観」に沿って紹介されている。まあ簡単にいうと、どういった工程を踏んで、我々が観た映画へと完成するのか、それを事細かに見る事ができるのである。1枚の絵を立体的に表現し、色をつけていき、動画へと変換させる。その流れを、当時のスタッフのインタビューなども交えて解説してくれている。たくさんのドローイングが展示されているので、それを見るだけでも、十分満足するレベルだった。

 

あとは、③「トイ・ストーリー」ゾートロープとやらも、是非見て欲しい。ゾートロープって、最初はなんのことやらと思ったのだが、日本語に訳すと「回転のぞき絵」というらしく、なんかこう、パラパラ漫画みたいに、絵が動いて見えるというか、とりあえず、そんな感じのやつである。説明が難しくて、自分の不甲斐なさに、小便漏れそうである。


止まっている「トイ・ストーリー」の3Dフィギュアが、回転する事で、立体的に動いているように見える装置があるのだが、ここはいざ回り出すと、子供達が「キャッキャッ」楽しそうにはしゃいでいたし、大人も「おぉ~」と感嘆してたし、僕も「ほげぇ!」とえづきそうになった。感動である。

 

あと、⑤のショートフィルムは、読んで字のごとく、短編映画を観る事ができた。フロアが2つあったのだが、1つ目で約13分?(3作品)だったかな。2つ目(3作品)で、約20分程度あったハズである。記憶が曖昧で申し訳ないが、だいたい全部観ようと思うと、ここで30分程度取られる事になるので、要注意。僕は、時間の関係もあって、半分程度しか観れなかったのが、悔しい。どれも面白かったので、時間があれば、是非観る事をオススメする。

 

●3Fフロア

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⑥アートスケープ(約15分)
⑦長編映画のマスターピース

 

⑥アートスケープは、ピクサーのアーティスト達が生み出した絵画やドローイングを大型スクリーンに投影する映像作品のコーナー。ここも、最初から全て観ようと思ったら、15分程度かかるので、要注意。

 

⑦長編映画のマスターピースは、「バクズ・ライフ」「モンスターズ・インク」「アーロと少年」など有名な長編映画のアートワークが展示されている。ドローイングとかカラースプリクトとか、僕の少年心をくすぐるような、展示物が満載だった。360度、各映画ごとに、作品が展示されていて、自称「ピクサー大好き芸人」の僕も、テンションがアゲアゲになったものである。

 

というか、「バクズ・ライフ」が日本で公開されたのって、15年以上前だったんですね。「バクズ・ライフ」は、当時、映画館で観賞してて、思い入れのある映画だったんですが、まず15年以上前の作品って事実にゾッとしましたもん。「俺もおっさんなったなぁ…」って、なんか泣けてきて、その場で嗚咽を漏らしかけましたからね。

一応、これでフロアの展示物は終わりである。


出口の前に、グッズコーナーがあるのだが、ここもGWという事もあって、長蛇の列がハンパではなかった。もうそれはそれは、ハンパではなかった。レジまで30分待ち以上とかで、なかなかのバイオレンスだったのである。グッズは、ポストカードであったり、ファイルであったり、文房具であったり、ぬいぐるみであったりと、色々あったかと思います。僕達カップルは、何も買わなかったので、スムーズに出る事ができたが、あれを待つとなると、腰痛持ちの僕は無様に倒れていただろう。

 

 

最後の最後に、1Fの出口を左に抜けると、モンスターズ・インク」の「マイクとサリー」と一緒に写真を撮れる、フォトスポットとやらがある。

 

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さすがのクオリティである。
というか、サリーでかすぎである。予想以上にモンスター感ありましたからね。”水木しげる作”みたいな僕の存在と良い勝負してましたからね。

 

ちなみに、ここでも20分近くは待ちましたからね。
「やったー!写真や!」というより、まず「やっと….やっときた….」って、熱が39度ぐらいあるのに診察待たされた患者みたいになってましたからね。今日の待ち時間だけで、トータル2時間近くいってますからね。どんだけ「ピクサー」は人気やねんって話なんですよね。

 

あと、この写真撮影は、前後の方との協力プレイだった。つまり、係の人がいる訳ではなく、前後の方に「撮りましょうか?」と声を掛けながら、写真を撮りあいっこするのである。人見知り芸人の僕からしたら、なかなかの緊張であった。ただ、さすが日本人というべきか、その体制でスムーズに進んでいくのだから、凄いもんである。「日本人のマナー凄すぎわろた」と思わず感心したものである。

 

ピクサー展」は、全て周るのにトータル3時間近くかかったと思う。まあ、完全に待ち時間が原因である。GWを避ければ、おそらくそんなに待つ事もないと思うので、今後は大丈夫じゃなかろうか。

 

まとめ

ピクサー作品が好きな人は必見だ!!

というか、普通の映画好きにもオススメだし、女子高生にもオススメだし、末っ子にもオススメだし、ニートにもオススメだし、もうとりあえず、暇やったら行ってみましょ。うん。特にカップルで次のデート場所考えるの困ってるとか、家族連れの方で、休日に子供をどこに連れてこうか迷っている方などは、ぜひオススメします。

 

今回は「30周年」と記念しての展示会なので、好きな方はこの機を逃さずに、行って欲しいのです。結構ふざけた文体で書いている為、不快に思った方もいるかもしれませんが、とにかく「ピクサー展」はオススメです。

 

今までに生まれたヒット作品の裏側を観る機会というのは、そうそうない。子供の頃は、ただ純粋に画やストーリーを楽しんでいた。でも、大人になると、どういった流れでこの話が誕生したのか、どうやってこのクオリティに辿り着いたのか、制作にあたってトラブルはなかったのか、といった裏側も求めるようになってくる。この習癖は、社会人になってからは顕著になり、缶ビールなどの商品を観ただけで、どこが製造しているのか、ラベルは?デザインは?などが気になり、完全な消費者目線で物が見れなくなってくる。

 

子供の頃に観た、ピクサーの映画。なんの予備知識もなく観に行ったのに、惹き込まれ、ついついパンフレットも購入してしまった。それがどんな努力の末に、生み出されたものか知る由もなかった。でも、30周年を記念した「ピクサー展」で気づいた。スタッフ達一人一人の惜しみない努力の上に、あの映画が完成された事に。そして、僕が成長している事に。あの頃の「バクズ・ライフ」を観ていた僕から、15年以上経ち、僕は今「ピクサー展」でその映画の裏側を観ている。何が変わったのだろう。この15年で大きく変わってしまった気がする。妙な感慨深さが押し寄せる。同じ映画を通して、あの頃の僕に、声をかける事ができるなら、なんとかけようか。

 

そんなポエムみたいな事を書くと、「自分に酔い過ぎわろたw」と叩かれそうなので、ここらへんで止めておこう。危ないとこだったぜ…。

 

ただ、僕は少年時代のように、やはり映画は純粋に楽しみたい。映画をMAXで楽しむ意識でいたい。斜に構えた見方はせずに、表も裏側もどっちも堪能できるようになれたらなぁと思う。映画を観て、さらに裏側でどんな努力があったのか知って、スタッフ達に尊敬の念を抱く。そういう映画の見方が出来ればベストかなと思うのである。

 

話が脱線しまくってしまったが、要するに、「ピクサー展」最高である。
「いや、だから全然要せてないやん!もうええわ!」とツッこんで頂いた方、今すぐ僕とコンビを組んで、何かしらの賞レースに応募して下さい。

 

とりあえず、「ピクサー展」は5月29日まで開催されているので、興味のある方は、ぜひ訪れてみてはどうでしょうか?終わり。