ゆとり、会社やめるってよ

アメシン。一部上場企業を退職した20代ゆとり。仕事関係、お笑い、書評、スポーツ情報など、綴ります。

「世界一即戦力な男」菊池良さんに学ぶ就活の極意

こんばんわ、どうも僕です。

「世界一即戦力な男」でお馴染みの菊池良さんが、ヤフー株式会社に転職されるとの発表があった。

liginc.co.jp

ゆとり世代のカリスマを自称しているクズな僕だが、その中でも尊敬してやまないのが、菊池良さんだ。菊池良さんは、就職活動で、誰もが考えつかなかった事を実行して、見事内定を勝ち取ったレジェンド的存在なのである。今、学生の皆さんの中にも、就職活動で、苦しい思いをされている方もいると思うが、改めて、菊池良さんの生き様を参考にしてみてはどうだろうか。

 

菊池良さんって何者?<経歴>

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1987.09 東京都出身
1998.06 左手を骨折する
2001.09 左手を骨折する
2003.04 八王子市内の私立高校(調理科)に入学
2003.09 中退
2003.12 大学入学資格検定合格
     6年ほど引きこもり活動に従事
2010.04 東洋大学文学部入学
2014.03 卒業予定
2015.04 LIG株式会社に入社
2016.04 ヤフー株式会社に転職
(サイトより引用)

 

見ての通り、ツッコミどころ満載である。左手を骨折など書かなくても良いし、まず何より左手が脆すぎる。左手をピンポイントに2回折れてるあたりが、菊池良さんらしい。ふざけた経歴ではあるが、LIG株式会社とヤフー株式会社に転職だけを見れば、エリートそのもの。とても同一人物が歩んだものとは思えない。それぐらい就職活動以降の、巻き返しが凄いのである。

 

菊池良さんは、6年間の引きこもりを経て、突如、「世界一即戦力な男・菊池良から新卒採用担当のキミへ」という、完全に上から目線のサイトを立ち上げ、一躍有名になった。

そもそも、就職活動とは、学生、又は社会人が企業に入社する為に、行うものである。いくつもの会社に応募し、何度もお祈りをされながら、辛酸を舐める思いをして、ようやく掴み取るのが内定だ。あくまで、「学生・社会人が受けさせて頂く立場」というのが、定説だった。しかし、その常識を打ち破ったのが、菊池良さんである。「面接してあげますよ?」みたいな感じで、立場を逆転させたのだ。自分は即戦力な男であり、逆に企業は俺を採用しなくて良いの?的なスタンスを貫いたのである。まさに革命だった。日本の就職活動の概念を変える、革新的な一手だったのである。

 

菊池良さんの何が凄いのか?

 僕みたいなゲスの極みからすると、菊池良さんはレジェンドだ。何が凄いのか、これを読んでいる方には、まだピンと来ていない方もいるかもしれない。

就職活動は、いかに自分を過大評価できるか、というのがポイントになると思っている。この時期になると、引くぐらい「バイトリーダー」とか、「サークルの副部長」的なポジションやってました、という人が溢れかえる事になるが、そういった脚色は暗黙の了解なところがある。内定を勝ち取る為には、自分のどのエピソードが有効なのか、どう伝えれば良いのか、熟慮を重ねる必要があるのだ。

 

しかし、こういった流れを覆したのが、菊池良さんだ。インタビューによると、このまま普通に就職活動しても負けるな、と思っていたそう。失礼な話だが、有名大学出身の学生と比較すると、確かに「6年間引きこもり」と「左手の骨折2回」のエピソードでは、圧倒的に分が悪い。すこぶるヤバいだろう。

ただ、菊池良さんの何が凄いかというと、この経歴を逆手にとった事だ。本来であれば、中退したり、引きこもっていたという過去は、隠したいものだ。しかし、それを逆手に取って、堂々と開き直ったのが、本当に凄い。いかに自分をうまく見せるか、に重きを置いた普通の学生とは、真逆の事をしてみせたのである。結果的に、それが1番の自己PRとなり、菊池良さんのサイトを通じて、面接依頼が50社以上もきて、LIG株式会社の内定を勝ち取る事となった。

 

菊池良さんの積極性

僕は「夢をかなえるゾウ」の作者である水野敬也さんを大尊敬しているが、その水野敬也さんが開催した「後輩オーディション」に参加した一人が、何を隠そう菊池良さんである。これは、水野敬也先生のどんなボケにも対応しなければいけないという、若手芸人のようなスキルが求められるオーディションだったのだが、年少ながら、そういった場にも、臆せず参加する積極性が尊敬に値すると思うのである。その繋がりで、映像ディレクターの古谷雄作さんが手がけた「神話戦士ギガゼウス」というシュールなドラマに出演する事になったりと、意外なところで、後輩オーディションに参加した経験が活かされる事になる。

 

そもそも、よく考えて欲しいのが、「世界一即戦力な男」というサイトを作るアイディアを考えたとして、それを公開しようと思うだろうか。普通なら、そんな勇気はないと思う。何かやらかせば、即座に晒されるこの御次世に、並みの神経なら、公開するのは躊躇するハズだ。2ちゃんねるの恐ろしさを舐めてはいけない。ただ、そういったリスクを理解した上で、思い切った事が出来るかどうか。それが成功するか否かの違いだと思う。今、就職活動で、悩まれている方も、まずは恐れない事。開き直る精神も大事なのではないだろうか。

 

LIG株式会社の退職問題

3月末で、思ったよりも多くの方が、LIGから抜けるとの事で、今までどおり魅力あるブログを発信できるか、心配である。ブログが本質ではないので、問題ないとは思うが、やはり僕の中では、菊池良さんが抜けた穴は大きい。これは、菊池良さんの自称弟子の「世界一ゆとりな男」である僕を雇って欲しい。多分、反吐が出るほど、使えないだろう。

 

菊池良さんの今後

今後は、ヤフーのネタりかを担当されるようだが、まだ色々と準備段階なのだろう。今まで通り、その独特なセンスで、面白い良質な記事を量産して欲しいと願っている。

netallica.yahoo.co.jp

まとめ

要するに、就職活動も、気楽にやろうよって話。人生の諸先輩方からは、社会なめんなって思われるかもですが、菊池良さんのように、他人とは違った道を歩む事も出来る。就職活動で、自信喪失したり、壁にぶつかる事はいっぱいあると思うんですけど、視野を広げて考えて欲しい。「ああ、こういう人もいるんだ」って感じで、リラックスして頑張って欲しいなと思います。以上!