ゆとり、会社やめるってよ

アメシン。一部上場企業を退職した20代ゆとり。仕事関係、お笑い、書評、スポーツ情報など、綴ります。

これは期待!朝井リョウ原作『何者』の予告編が、公開されたってよ

先日、朝井リョウさん原作の映画「何者」の予告編が公開された。

 

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予告編を見た限りでは、期待できそうだ!

 

というか、キャストが豪華すぎる。
佐藤健有村架純二階堂ふみ菅田将暉岡田将生山田孝之、と今をときめく実力派の若手俳優が集結しているのである。しかも全員ハマり役。

 

なにこれ、マジで文句なし。
小説を既読の方なら、配役はもう納得のレベルですよ。うん。特に、菅田将暉山田孝之とか、これ以上ない適役である。まあ上述した俳優さん達は、コミカルな芝居から貫禄のある芝居まで、幅広い演技ができますからね。仮に、役を入れ替えても、うまくこなせるかと思うけど。いやぁ、マジで凄いっす。

 

特に、女性陣に、「有村架純」「二階堂ふみ」の2名をキャスティングした監督には、あっぱれと言いたい。いまだに使い道の分からないベルマークを100個ぐらい送りたいレベル。僕の最近の推しメンが、第2位「有村架純」、第6位「二階堂ふみ」というのは、皆さんご存知かと思うが、「何者」では、その推しメンが2人も出るのである。感動のあまり、むせび泣きそうである。

 

※映画は、2016年10月15日(土)全国東宝系にてロードショー。

 

僕は、「何者」の小説は好きな方なので、今回の映画は必ず観に行こうと決めている。というより、朝井リョウさんの手がける作品に、僕はどうしても興味をそそられてしまう性質のようだ。というか、このブログのタイトル「ゆとり、会社やめるってよ」を見ての通り、モロに影響を受けているのである。恥ずかしい。

 

朝井リョウとは

 

1989年、岐阜県生まれ。早稲田大学文化構想学部卒業。
2009年、『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞受賞。受賞作がベストセラーになり、現役大学生作家として注目される。
第148回『何者』で直木賞受賞

 

簡単にいうと、朝井リョウさんは、「リア充作家」である。
語弊があるかもしれないが、今までの常識を覆した作家さんだと思っている。小説家って、だいたい寡黙な方が多くて、インドア派で、友達も少なくて、みたいなイメージがあると思うんですけど。

 

朝井リョウさんってリア充なんですよ。
早稲田大学だし、顔も本人曰く馬面らしいけど(笑)イケメンですし、なんたって直木賞作家ですからね。もうステータスが溢れまくってるんですよ。そらモテるでしょうし、女性の友達も多いでしょうし、楽しいキャンパスライフを送ってきたでしょうし、もう嫉妬しかしないレベルなんですよ。

 

ちなみに僕の場合、大学の友達が2~3人しかおらんかったし、ろくな思い出もないし、道端に落ちてるう〇このような大学生活を過ごしていた。

 

僕は「桐島、部活やめるってよ」は映画から入ったタイプだった。
映画は、めちゃくちゃ良かった。バレー部の桐島に振り回される生徒達。学生の頃の微妙な人間関係、それぞれの青春、同じ1日でも、視線を変える事で、いろんな事が浮き彫りになってくる。それがオチと主題歌含めて、めちゃくちゃ良かったんですよ。

 

ああ、こりゃ原作も読まなあかんって事で読んだんですよ。
ぶっちゃけ、「うーん…?」となった。あれっ、俺って朝井リョウさんにハマらんタイプ?流行りに流されない意識高い系か俺?みたいな状況になった。なんか読みづらかったんですよ。ぶっちゃけ。文体や今風の言葉がポンポン出てきて、単純にテンポが悪くて、読むのに凄い時間がかかった事を覚えている。

 

これが「朝井リョウ」との初めての出会い。
ロマンチックな書き方をしているが、糞汚れニートの僕が天才作家の本を読んだというだけである。恥ずかしい。

 

でも、僕のイメージを良い意味で裏切ってくれたのが、「時をかけるゆとり」と「何者」である。

「時をかけるゆとり」は、朝井リョウさんの半生を綴ったエッセイであるが、これが面白い。笑えるエッセイ本である。ちなみに、笑える文章で言うと、「夢をかなえるゾウ」の水野敬也さんのブログ・本は、めちゃくちゃ笑いのレベルが高くて、僕のお気に入りだ。1番尊敬している作家さんである。

 

ただ、朝井リョウさんの「時をかけるゆとり」も系統は同じで、エピソードをこれでもかと面白おかしく綴っている笑える本だ。これにはやられた。こんな引き出しもあるのか、と単純にその魅力に引き込まれた。

 

小説『何者』

そして、「何者」
これは話題作なので、多くの人が読んでいるかと思うが、「就活」をテーマにした小説だ。実際に朝井リョウさんも就活をして、東宝に就職を決めた(今は退職済)が、おそらく本人が就活をしてきた中で、感じた事や疑問もこの小説の中にメッセージとして散りばめられている。

 

これは、若い人にぜひ読んで欲しい!マジで!
Twitterとか、Facebookを利用している人、就活中の学生とか、読んで損はない小説だ。あまりネタバレになるので詳しく言えないが、この小説はTwitterの文章もキーワードになってくる。SNSを小説の中に取り込む事で、本音と建前が入り乱れている世界がうまく表現されている。これはさすがである。

 

読んでたら、「ああ、こういう奴おるわー(笑)」って絶対なるから。マジで。「意識高すぎわろたw」ってなっちゃうから絶対。ちなみに僕の場合、無駄にカタカナ使ってる奴とか、アカウント画像を「ろくろを回してるポーズ」で写ってる奴とかは、意識高そうで、全く信用しない。

 

「何者」は、良い意味で朝井リョウさんの印象が変わった。
文章も読みやすくなっているし、若者独特の世界観は、今はこの人が1番書くの上手いんじゃないかなぁとも思う。スラスラ読めるし、何より、最後は突き刺さる。ダサくても良いから、生きる為に必死に頑張ろうと、そう思わせてくれる小説だった。

 

「自分は自分にしかなれない。痛くてカッコ悪い今の自分を、理想の自分に近づけることしかできない。みんなそれをわかってるから、痛くてカッコ悪くたってがんばるんだよ。カッコ悪い姿のままあがくんだよ。だから私だって、カッコ悪い自分のままインターンしたり、海外ボランティアしたり、名刺作ったりするんだよ」

 

これは、「何者」の中で出てきた台詞。
なんか自分も就活してて思ったのが、企業説明会でうんうん大げさにうなずいたり、率先して質問しまくる学生を、嘲笑するような風潮があるじゃないですか。でも、その人達も好きでやってる訳じゃないんですよね。その人達は自分でも理解して、そういう行動を取っている。頑張ってなんとか内定をとる為に。

 

本当はそういう人達みたいに、人目を気にせずに頑張らないといけないんだろうなぁ、と思った。この時期、外を歩けば、就活中と思わしき、学生の方が大勢いる。不安だらけの表情をしている人もいれば、自信が満ち溢れている表情の人もいる。その姿が初々しくて、つい過去の自分と重ね合わせてしまうのだが、そういった人達にぜひ「何者」を読んで頂きたい。何かしら心を動かされるかと思う。

 

にしても、「何者」を会社員時代に、書き上げた朝井リョウさんは、改めて凄いと思う。社畜って時間ないじゃないですか。基本仕事ばっかで、家にいるのは寝て起きる為だけみたいな。貴重な休日も疲れすぎて寝るだけだし。そんな時間的制約がある中で、よく執筆できたなぁと尊敬である。

 

まあ、色々書きましたが、「何者」の映画に期待!てか、とりあえず有村架純二階堂ふみ可愛すぎ!たまらん!結婚して下さい!それだけ!終わり。

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