ゆとり、会社やめるってよ

アメシン。一部上場企業を退職した20代ゆとり。仕事関係、お笑い、書評、スポーツ情報など、綴ります。

【感想】amazarashiの3rdアルバム『世界収束二一一六』曲と小説の感想まとめ【フラゲ】

amazarashi最高。

ameshin.hatenablog.com

以前、記事にも書いたように僕はamazarashiの大ファンである。体の半分は優しさで、もう半分はamazarashiで出来ているぐらい、僕はamazarashiが好きで応援しているのである。

ついに、2月24日にamazarashiの3rdアルバム『世界収束二一一六』が発売されるが、フラゲ出来たので、感想まとめたいと思います。

 

3rdアルバム『世界収束二一一六』

今回のアルバム『世界収束二一一六』は、アニメ『東京喰種√A』エンディグテーマ「季節は次々死んでいく」、ノイタミナ『乱歩奇譚 Game of Laplace』オープニングテーマのスピードと摩擦」を含む全12曲が収録されている。

f:id:ameshin:20160223233641j:plain

僕が買ったのは、初回生産限定盤A。これは、付属として、秋田ひろむさん書き下ろしの小説・詩集がついてくる。ちなみにBの方は、オリジナルフィギュア同梱されているとの事(5,000枚限定)

ちなみに僕は、タワーレコードで予約して買ったのだが、先着順で、カレンダーがついてきた。なにこれ最高。ちなみに、中はこんな感じ。

f:id:ameshin:20160223233724j:plain

嬉しいけど、amazarashiファンからすると、勿体無くて、保管用になりそうな予感。

僕はタワーレコードから、ダッシュで帰ると、早速『世界収束二一一六』を聴いてみた。僕はamazarashiのアルバムをゲットした時は、一目散に帰り、テレビも消して、必ず歌詞を見ながら聴くようにしている。もう家事とかそんなもん、全部放ったらかしにしてでも、amazarashiの曲を聴きたいのである。息子のゲーム機をバッキバキに粉砕した高嶋ちさ子が見たら、何されるか分からないレベルで、僕はamazarashiを最優先したいのだ。まあ、僕みたいなゆとりクソ野郎が、高嶋ちさ子さんと遭遇したところで、壊されるもんなんてないし、ドン引きされて終わるだけかな、うん。

収録曲と感想

1 タクシードライバー
2 多数決
3 季節は次々死んでいく
(TVアニメ「東京喰種√A」ED)
4 分岐
5 百年経ったら
6 ライフイズビューティフル
7 吐きそうだ
8 しらふ
9 スピードと摩擦
ノイタミナ「乱歩奇譚 Game of Laplace 」OP)
10 エンディングテーマ
11 花は誰かの死体に咲く
12 収束

 

とにかく最高だった。僕のボキャブラリーの乏しさも半端ないが、とにかく最高だったのだ。
秋田ひろむさんがコメントで、「この世界に失望しています。でもそれは、この世界に期待していることの裏返しです」と述べてたように、良い意味で悲観的なアルバムに仕上がっていた。初期のamazarashiらしさが、出ていたように思う。
いつものように、秋田ひろむさんの自己投影を思わせる歌詞も見受けられたし、相変わらず、その才能には驚かされるばかりだ。アルバム『ラブソング』のような、希望のある歌詞ではなくて、人生をくすぶっている人や、やり場のない鬱屈とした感情を抱える人の、そういった負の心情を吐露した歌詞が目立っていた。

 

僕は、アルバム『千年幸福論』がお気に入りなのだが、イメージとしては、それに近いかもしれない。とにかくamazarashiは、絶望の中で希望を見出す歌詞というか、そういったメッセージ性を伝えるのが上手すぎるので、今回のアルバムでも悲観的なイメージの中、救いのある歌詞もあったり、余韻にひたれる仕上がりになっていた。

なんか評論家気取りで、気持ち悪さが爆発しているが、とにかく『世界収束二一一六』は最高だった。

付属について

今回は秋田ひろむさんの書き下ろし小説『花は誰かのしたいに咲く』を読む事が出来た。これはアルバム収録曲「花は誰かの死体に咲く」と同タイトルであり、それを聴いてから、読む事をオススメする。
1stアルバム『千年幸福論』に同梱された小説「しらふ」、昨年秋に公開された「スターライト物語」に続く、3作目の小説。ピース又吉さんじゃないが、普通に作家として活躍出来るレベルの文章力で、今回もメッセージ性のあるストーリーとなっている。ネタバレは避けるが、短編でありながら、ちゃんと綺麗にまとめられていた。いや、マジで秋田ひろむさんの才能に嫉妬するぐらい。その才能を僕みたいなゆとり野郎にも分けて欲しい。

まとめ

とにかくファンは買って損なし!これは間違いない。デビュー間もない頃に比べて、amazrashiはどんどん世間に認知されるようになって、いまやライブもチケットが取れなかったりするぐらい、人気になってきている。ファンとしては、ニワカが増えて欲しくないという複雑な気持ちもあるが、amazarashiが人気になるほど、やはり嬉しい。なんか、amazarashiは気持ちが沈んでいる時ほど、心に響くんですよ。騙されたと思って、ファンじゃない人も、一度、聴いてみて欲しいなぁと思う今日この頃です。

以上、しゃべり場、今日はここまで!